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前シリーズ『古今東西噺家紳士録』と大きく違う特徴


    ●落語家系図から全1395名の基本画面を見る構成は変わりません。


    1.江戸期まで落語家の系図を遡りました。
    東京は初代三笑亭可楽・烏亭焉馬、上方は初代桂文治、松田弥助まで、 おおよそ江戸中期の寄席の起立までを紹介しています。
    前作に比べて約200人増えました。

    2.弟子序列、香盤を検証し、師弟関係の順番づけをして表記しました。
    改名履歴、主な師匠などの表記に工夫をし、五代目笑福亭枝鶴、桂春輔(祝々亭舶伝)、 林家ばん平、三遊亭右女助などの廃業
    落語家も収載しました。

    3.東西10の落語会のデータベースを整備しました。
    演者別、演目別、ジャンル別で検索できるようにしました。何時、誰が、どんな演目を 高座にかけたのか知ることができます。
    東京;TBS落語研究会、NHK東京落語会、三越落語会、東横名人会、紀伊国屋寄席。
    上方;ABC上方落語をきく会、京都市民寄席、島之内寄席、田辺寄席、神戸元町恋雅亭。

    4.活躍年代検索をもうけました。
    調べたい落語家がどの時代に活躍していた芸人なのかを検索できるようにしました。

    5.演目の大変更を行いました。
    落語家のオハコを十分配慮して約80%の演目を差し替えました。
    例えば五代目志ん生は『火焔太鼓』→『黄金餅』。八代目文楽は『明烏』→『船徳』。
    前作と併せると、総計四百六十席強の演目を収録できたことになります。

    6.出囃子検索を充実させました。
    東京と上方の出囃子の違いを差別化し、例えば八代目桂文楽と三代目桂春團治の
    『野崎』の演奏の違いを聞くことが出来ます。

    7.エピソード写真や絵画など、資料性を考慮し充実させました。

    8.目次画面に桂小文治、三代目林家染丸一門を追加しました。
    東京と上方を繋いだ小文治師と上方の染丸師から一門の系図に入ることができます。

    9.現役噺家の基本画面写真は原則カラーにしました。
    前作では紹介できなかったエピソード写真を充実させました。

    10.噺家解説原稿などを新たに書き起こしました。

    11.メモ機能を入れました。
    自分の調べた噺家の必要データをメモして残すことが出来ます。